『東南文化』2020年第4号主な論文の要旨
2020-12-01
1.中国国家文化公園価値研究:実現過程と評価枠組(趙 雲 趙 栄)
要旨:中国国家文化公園基礎理論研究において、価値研究は最も急ぐことで且つ全般的な学術問題だ。国家文化公園の建設と運営との組み合わせる過程は価値実現でき、公園内の地域文化の整備はその過程の根本だ。文化遺産有効保護は基本的な要求で、“中華文化重要な標識”というブランド価値の創設と実現はその理想な状態だ。核心遺産の選択、公園地域の決定は国家文化公園建設の勝敗に係わる。ブランド価値目標は国家文化の建設と運営にとって指針になる。建設と運営段階を含める全過程の国家文化公園評価枠組は核心遺産価値評価、公園全体価値評価そしてブランド価値評価からなる。
キーワード:国家文化公園 価値実現 価値評価 核心遺産 全体価値 ブランド
2.江蘇蘇州姑蘇区福星団地二基の唐代紀年墓発掘簡報(蘇州市考古研究所)
要旨:2018年12月から2019年6月にかけって、蘇州市考古研究所は蘇州姑蘇区福星団地の附近で、二基の土墩に緊急調査を実施した。二基の唐代墓が検出され、それぞれの墓から‘天宝十四載’銘の磚と‘貞元十九年’銘の磚が出土した。これらの墓は蘇州地区における唐代墓の研究にとって重要な資料になる。
キーワード:蘇州 唐代 墓葬
3.浙江省東陽呉越国中興寺出土遺物について(魏祝挺 陳栄軍)
要旨:浙江省東陽呉越国中興寺磚塔は1963年に倒れ、遺物が200あまり点検出され、中に一級文物は7点ある。2018年に東陽市博物館が中興寺磚塔の文物整理に入った。これらの文物は石碑、石函、経書、小塔、仏像、ガラス、金銀器、銅器、磁器、漆器、木器、貨幣と建築部材など十二種類に分けられ、五代呉越国の仏教史と佛塔建築そして仏教具の研究に役に立つ。
キーワード:東陽 五代 呉越国 中興寺 磚塔 阿弥陀塔
4.漢代二層木槨墓研究について(索徳浩)
要旨:漢代の二層木槨は三つの種類に分けられ、各種類の最も古い事例は嶺南地区に現われ、その後それぞれの地区に流行し独自の変遷序列が成り立った。A型は前漢時代に成都地区に流行して、B型は漢代に嶺南地区に流行して、C型は前漢晩期に湖北地区に流行している。木槨墓の二層構造の源は嶺南越人の架棺墓に求められ、二層木槨は越人の架棺と漢式の木槨との組み合わせの形だと判断できる。二層木槨墓の構造は後に嶺南地区の磚室墓に影響を与えた。二層の木槨墓は夜郎道を経由し僰道を通して成都に入った。このルートの成立は嶺南地区と四川との文化交流を実証した。
キーワード:漢代 二層木槨墓 架棺墓 越人 文化交流
5.博物館改革発展の焦点問題及び対策について(李耀申 李 晨)
要旨:最近十年以来、我が国博物館事業は入場無料の政策に支えられ、“文物を生かさせる”というブームに乗って、黄金時代に入って、機関の数は急速に増加し、体制も完成になりつつあり、社会への貢献もできた。一方発展期の悩みを抱いている。というのは発展のバランスは保っていなく、体制も固く、活気がなく、政策措置も不健全と効率が低下すること。これらの問題は多くの博物館を悩ませて、博物館事業の発展と社会への貢献にも制約している。新しい時代において、博物館は体制を変えて、活気を引き出すことに着手し、高質の発展を図るべきだ。
キーワード:博物館改革と発展 博物館公共文化サービス 博物館体制 博物館理事会 非国有博物館
6.博物館説明カードの情報可視化デザイン(范陸薇 胡 波 李富強 隋吉祥)
要旨:ビッグデータ時代において、近年以来情報可視化は情報伝播の主なルートとして博物館説明カードによく利用されている。博物館説明カード可視化は科学性を前提とする美学表現だ。しかし、我が国博物館説明カードには可視化情報の要素選択は粗末で、可視化制作技術と可視化対象と巧みに合わせていなく、展示情報の利用も不十分で、コミュニケーションと観衆の参入には不備の点が幾つかある。博物館説明カード可視化の制作は情報採集--情報組み合わせ--視覚に転換させ--信号伝達という流れに沿って作られて、説明カードのデザインは個性化と人間化を実現させることができる。
キーわード:博物館 説明カード 情報可視化 視覚伝達
(翻译:黄建秋)
『東南文化』2020년제4기주요논문제요
1.「중국국가문화공원의가치연구-실현과정과평가시스템」(趙雲趙榮)
제요:가치연구는중국국가문화공원의기초이론연구중가장시급하고포괄적인학술문제이다.국가문화공원의건설과운영은그가치의실현과정을공동으로구성한다.공원구역의문화를통합하는것은이과정의본질이며문화유산의효과적인보호를기본전제로하여'중화문화의중요한아이콘'이라는브랜드가치를창출하고실현하는것을이상적인상태로여긴다.핵심유산을선정하고공원구역을설정하는것은국가문화공원조성의성패에영향을끼치며브랜드가치의목표는국가문화공원의건설과운영에선도적인역할을한다.건설과운영단계,전체과정,동태성을포함하는국가문화공원의가치평가시스템은핵심유산의가치평가,공원전체의가치평가및브랜드가치평가세가지항목으로구성된다.
핵심어:국가문화공원,가치실현,가치평가,핵심유산,전체가치,브랜드
2.「江蘇蘇州姑蘇區福星小區唐代기년묘2기발굴보고」(蘇州市考古研究所)
제요:2018년12월부터2019년6월까지蘇州市考古研究所는蘇州市姑蘇區福星小區부근에있는토대2기에대해긴급구제발굴을진행하였다.그중唐代고분2기에서'天寶十四載'와'貞元十九年'이라고새겨진磚志가출토되었다.이고분의연대가분명하여蘇州지역의唐代고분을연구하는데중요한자료를제공할수있게되었다.
핵심어:蘇州,唐代,고분
3.「浙江東陽吳越國中興寺탑출토문물」(魏祝挺陳榮軍)
제요:1963년浙江東陽中興寺의전탑이무너져약200여점의유물이출토되었으며그중1급유물이7점에이른다.2018년東陽市박물관팀이中興寺탑출토유물에대한전반적인정리작업을시작하였다.출토유물은비석,석함,경권,소탑,소조상,유리,금은기,동기,자기,칠기,동전,건축 부재등12가지로 분류되어五代吳越國시대의불교사,불탑조성및불교유물을연구하는데귀중한자료를제공할수있게되었다.
핵심어:東陽,五代,吳越國,中興寺,전탑,아육왕탑
4.「漢代이중덧널무덤연구」(索德浩)
제요:세가지유형으로구분되는漢代이중덧널무덤은모든유형이嶺南지방에서가장먼저출현하고뒤이어나타나는각각의유행지역과변천순서가있다.A형은西漢시기成都지방에서유행하고B형은兩漢시기의嶺南지방인廣州지역에가장밀집되어있다.C형은西漢中晚期의湖北지역에서발견된다.덧널무덤의이중구조는嶺南越人의架棺墓에서유래한것으로越人의架棺풍속과漢나라의덧널무덤이융합된결과다.이중덧널무덤의구조는후에嶺南지역의전실묘에도영향을미쳤다.이중덧널무덤은夜郞道-僰道를거쳐蜀地인成都지역으로들어온것으로보이며이는嶺南과蜀地의문화교류를보여주는새로운증거가된다.
핵심어:漢代,이중덧널무덤,架棺墓,越人,문화교류
5.「박물관개혁발전과정에서나타난문제와대책제안」(李耀申李晨)
제요:최근10여년동안박물관무료개방이라는정책적지원과'문화재를살리자'는격렬한지지를받으며우리나라박물관업계는전례에겪어보지못한황금발전기를지나고있다.급속도로늘어나는기관수,점차체계를갖추고있는시스템과더불어사회적역할이크게늘고있는한편성장중에나타난문제에직면해있다.발전의불완전성,불균형,시스템의경직성과역동성결여,부실한정책과전체적인효능저하등의문제가박물관의규모와상관없이박물관에고민을안겨주었을뿐만아니라박물관업계의전체적인운영수준과사회공헌률성장까지제약하고있다.새로운시대의박물관은시스템을바꿔활력을북돋우는데주력하고단호한개혁과창조적인개척으로질높은발전을통해사회적가치와역할을한단계끌어올리는것이시급하다.
핵심어:박물관개혁발전,박물관공공문화서비스,박물관구조시스템,박물관이사회,비국유박물관
6.「박물관안내판정보의시각화설계」(範陸薇胡波李富強隋吉祥)
제요:빅데이터시대에정보의시각화는정보전파활동의주된출력방식으로최근박물관안내판에서자주보이는표현방식이다.박물관안내판정보의시각화는과학성을전제로하는미학적표현이다.그러나우리나라박물관안내판은시각화정보를구성하는선취범위가넓지않고정교하지않다는점,시각화가공기술과가공대상의상호매칭에소홀한점,전시정보에대한단계적해설이부족한점,소통및참여율이부족한점등의문제가있다.박물관안내판정보의시각화는'단순,유사,연속,일치,관계'라는원칙에따라가공되고정보수집-정보구성-시각변환-부호전달의구조적프로세스에따라설계되어개성있고이해하기쉬운박물관안내판으로제작된다.
핵심어:박물관,안내판,정보시각화,시각전달