|专栏主译|

日本株式会社佐竹（日本株式会社サタケ）河野元信 教授

我于1990年入职日本株式会社佐竹制作所（现称“株式会社佐竹”，以下简称“佐竹”）以来，一直在技术研发部门从事粮食加工机械设备以及稻米品质检测仪器等产品的研发工作。其间从2006年起为了开发适合中国市场需求的产品，主要负责与中国的研究机构、大学以及企业进行共同研发的推进工作。在中国开展业务中，特别难忘的是2007年佐竹与国家粮食局科学研究院（现国家粮食和物资储备局科学研究院，以下简称“粮科院”）签订了科技合作框架协议。

随着经济的发展，中国对优良食味大米的消费需求不断增大，有必要健全优良食味大米的生产加工技术和品质评价方法。因此，佐竹与粮科院及其下属企业开展了大米适度加工技术以及大米食味评价方法等内容的共同研究，并联合开发了一系列中国稻米品质检测仪器（食味计、大米外观检测仪、稻谷新鲜度测定仪、大米加工精度检测仪），还参与了这些检测仪器的测定方法标准制定。这些共同研发成果在“优质粮食工程”和“中国好粮油行动计划”中为提高大米品质发挥了有效作用。此外，影响大米食味的因素很多，品种、栽培、收获、烘干、储藏、碾米、煮饭，从田间到餐桌的全程品质管理非常重要。今后将继续加强与中方的合作，期待日本的优良食味稻米生产加工技术能为中国稻米产业发展做贡献。

（编者注：河野元信教授为《粮油食品科技》第四届编委会委员。）

私は1990年に株式会社佐竹製作所（現、株式会社サタケ）に入社以来、技術開発部門で穀物加工機械や米品質測定装置等の製品開発に従事してきた。この間2006年から中国市場向けの製品を開発する目的で、中国の研究機関·大学との共同研究や中国企業との共同開発等の推進業務を担当した。中国推進業務の中で2007年に㈱サタケが中国国家糧食局科学研究院と包括技術提携契約を締結したことは私にとって特に思い出深い。

中国は経済の発展と共に良食味米の消費ニーズが高まり、これに伴い良食味米の生産加工技術や品質評価方法が必要となる。そこで、サタケは国家糧食局科学研究院と良食味米の搗精加工方法や米の食味評価方法等の共同研究を行うと同時に、中国米の品質評価装置として食味計、外観品質測定装置、新鮮度測定装置、搗精度測定装置を共同開発し、これらの測定機器に関連した測定方法の規格制定にも参画した。そして、共同研究開発の成果は「優質糧食工程」や「中国好糧油行動計画」において活用され、中国の米品質向上に役立った。また、米の食味に影響する要因は品種、栽培、収穫、乾燥、貯蔵、搗精、炊飯等多岐に亘り、圃場から食卓までの全工程における品質管理が大切である。今後、日本で築かれた良食味米作りのトータル技術を中国の米産業に活かせるように、引続き中国側との連携を強化していきたいと考える。

（編集者注記: 河野元信教授は、雑誌「糧油食品科技」の第4期編集委員会の委員です。）